主義主張を押し付ける「朝日」「東京」「毎日」の“東電イジメ”報道
主義主張を押し付ける
原発を、福島の事故以前に唱えられていた「夢のエネルギー」だと夢想し続けるのが愚かなら、それをゼロにすれば「平和」になると夢想するのも、同様に愚かだと知るべきだろう。
「日本の新聞は事実よりも主義主張を伝えることを優先します。だから、柏崎刈羽原発への規制内容もきちんと報じないし、福島第一原発の事故の原因も、検証が終わって明らかにされているのに、きちんと伝えられていない」(奈良林教授)
新聞は、議論の土台となる事実を報じず、主義主張だけを押しつけているのが現状だというのである。しかるに朝日は、先に引用した社説に続けてこう書く。
〈国民に説明し、理解を得る責任が政府にはある。それを果たさないまま、なし崩しに再稼働を進めることは許されない〉
その言葉は、行われている安全対策は無視して報じず、「危険」の大合唱に終始する彼らへの、巨大なブーメランにほかなるまい。
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