第2の「まつりさん事件」で実状無視の働き方改革 NHK現場の悲鳴

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 社会の木鐸を自負するNHKは、大手広告代理店・電通社員の高橋まつりさんが、長時間労働を苦に自殺した事件を手厚く報じてきた。だが、自らの組織で第2の「まつりさん事件」が発覚。再発防止を目指す「働き方改革」に、現場から悲鳴が聞こえてくるのだ。

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 10月4日、NHK総合テレビの看板番組「ニュースウオッチ9」が報じたのは、ある職員の過労死だった。

 全国紙記者が解説する。

「2013年7月、NHK首都圏放送センター所属の佐戸(さど)未和記者が、過労と過度のストレスにより心不全で亡くなったのです。...

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