反町隆史「相棒」新シリーズ放送開始で聞こえる「現場では低姿勢」

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徹底した低姿勢が評価

 先の関係者が続ける。

「やっぱり寺脇さんは演技に確たる信念を持っています。質の高い作品を作るためには必要なこととはいえ、スタッフや主演の水谷豊さんと衝突してしまうこともありました。ところが反町さんは、自分の演技は素人だということを充分に理解している。撮影現場では徹底して低姿勢で、スタッフの指示には絶対に従う。『俺はスターだ』なんて天狗になっているところは微塵もありません」

 スタッフにとっては非常に助かる存在なのは言うまでもない。水谷豊との関係も良好だという。そんな“謙虚”な姿勢が、演技にも思わぬ効果を与えているらしい。

「偏差値の極めて高い大学を卒業し、難関の国家試験を突破した官僚なんて役が、反町さんに似合うはずがありません。でも見続けているうちに、不思議に溶け込んでいく。『こんなキャリアもいるかもなあ』なんて思ってしまう。監督をはじめとするスタッフが入念に準備して撮影にあたり、反町さんもスタッフの努力に応えようと頑張っているからでしょう」(同)

 結局は大根役者。人気も去った。とはいえ、意外に世渡り上手らしい。スターの座を自ら降り、周囲の人間と協調していけば、仕事はある。それこそ官僚ではなく小役人という気がしないでもないけれども。

週刊新潮WEB取材班

2017年10月19日掲載

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