日立「一家殺害事件」 透けて見える“日本社会のひずみ”

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 かつて鉱山の町として栄えた茨城県日立市は丘陵地が多く、高台から太平洋を一望できる。その丘の間を縫うように作られた集合住宅の一室で凄惨な事件は起きた。

 6日、日立市の3階建ての県営アパート1階で火災が起き、部屋から小松恵さん(33)と長女の夢妃(むうあ)さん(11)を始め、5人の子どもの遺体が見つかったのだ。

 県警担当記者によれば、

「恵さんの夫である小松博文容疑者(33)が刃物で妻と子を殺害後、ガソリンをまいて火を放ったのです。...

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