「小池デスノート」に刻まれた「萩生田光一」の断末魔

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迫る「落下傘部隊」

 その“危惧”とは、

「案の定、知事を根気強く続けられなかったわけです。結局は民進党が引っ越して看板が変わっただけの話になりそうだけど、安保法制にしても、この前まで体を張って反対していた人たちが選挙目当てに賛成して、有権者がそれを鵜呑みにしていいのかどうか。大体あの時、自民で本会議を欠席したのは村上誠一郎さんと若狭さんだった。希望の党のルールからすれば、若狭さんは入党できないんじゃないのかな」(同)

 さらに、迫りくる“危機”についても、

「聞いたところでは、うちの選挙区にも関西から“選挙マニア”みたいな女性がやってくると聞きました。私の地元の八王子は新しいものに飛びつきやすい土地柄だけど、さすがにあと3週間でそんなの、いかがなものかと思いますよ」(同)

 ちなみに、その“刺客”とは、自民党の谷川とむ代議士の前妻で、元寝屋川市議の吉羽美華氏。晴れて女帝の「落下傘部隊」に選ばれた37歳の新人女性が、長らく政権の屋台骨を支えてきた萩生田氏に匕首を突き付けんとしているのだ。

「そんなことするくらいなら『股をくぐる気はない』と言い切った野田さん(佳彦・前首相)の姿勢の方が、世間では共感を呼ぶと思うけどな……」(同)

 よほど心を乱されたのか、“排除される側”にエールを送る有様であった。

週刊新潮 2017年10月12日神無月増大号掲載

特集「自民党大量絶滅期」より

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