「小池代表」が濡れ手で粟! 「民進党」金庫の150億円

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無所属の理由

 その資金を自由に差配できるのは、前原誠司代表1人である。

 政治部デスクによれば、

「もし、前原さんが代表の立場でなくなれば、民進党の資金を扱う資格を失ってしまいます。だから、希望の党に入党せず、民進党に党籍を残したまま、無所属で立候補するという格好を取ったわけです」

 では、最終的に120億円はどうなるのか。

「表向き、小池さんは“民進党との合流はおカネ欲しさではない”と主張しています。でも、民進党からの離党組でないと、希望の党の候補者は小選挙区と比例の供託金600万円と党運営費100万円を自前で用意しなければならない。少なくとも単独過半数となる233人以上の候補者擁立を目指すとしていますが、それほどの費用を用立てられる人を集めるのは簡単ではありません」(同)

 そのため、前原代表が小池代表に恩を着せようと、一部を“寄付”しないとも限らないという。

「さらに、選挙が終わって、前原さんが希望の党に入るというときには、民進党に残った参院議員などの分は残し、希望の党に移った議員の頭割に応じた金額を、一緒に持ち出してくることになる。小池さんは、本部事務所を借りたり、専従スタッフを雇い入れたりするのに、それをアテにしているのではないでしょうか」

 結局、表面上は取り繕っても、人もおカネも寄せ集めでしかなかった。

週刊新潮 2017年10月12日神無月増大号掲載

特集「小池百合子の希望・横暴・票泥棒」より

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