気が早いけど「ポスト安倍」予測 自民党総裁の椅子に座る人

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「自公で過半数の233議席を取れなければ辞任する」と宣言した安倍総理。退陣なら、間髪容れずに始まるのが、次期総裁レースだ。次の総理は一体、誰か。本命、対抗、意外な名前――。

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 次の総裁の条件はこれまでと比べ、随分狭まってくる、と言うのは、政治評論家の小林吉弥氏である。

「北朝鮮情勢が逼迫しているこの状況下では、第一条件として、外交や防衛に詳しい人物がクローズアップされます。自ずと候補は絞られてくるでしょう」

 で、誰もが名を挙げるのは、この2名。

「本命『岸田』、対抗『石破』。これで決まりでしょう。この2人は手を挙げる可能性が高いし、他が出ても彼らとは勝負にならないと思いますね」(同)

 岸田文雄・政調会長(60)は、この8月の内閣改造まで、戦後2番目の長さになる4年7カ月間、外務大臣を務めた。慰安婦問題の日韓合意やオバマ大統領の広島訪問など、自任する“実績”もある。

 一方の石破茂・元幹事長(60)は、防衛大臣経験者で「軍事オタク」と呼ばれるほどの国防通。何より、5年前の総裁選では、地方票で安倍総理を圧倒した“人気”を誇る。

 次期総裁は、時間の制約上、両院議員総会で選ばれる見通しだ。

 政治部デスクが言う。

「そうなれば、主に国会議員の投票で決まるため、岸田さんが圧倒的に有利です。率いる岸田派が46名いる上、総理の出身母体の細田派も当然“安倍批判”を繰り返してきた石破さんより、内閣を支えてきた岸田さんを選ぶ。麻生派も同じでしょう。対する石破さんは、自分の派閥の20名を除けば、支持が広がるか……」

 石破氏にとっては、人気をバックにアピールするか、あるいは、

「『希望』が最大野党になれば、小池さんと近く、話ができる自分が有利。そこを強調するしかない」(同)

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