「安室奈美恵」引退は美談か 山口百恵との大きな違い
「安室奈美恵」引退は美談か 背後に大物プロモーター(上)
安室奈美恵(40)が行った、あまりにも唐突な引退表明。「魂のポリシー」「美学」……。メディアはその決断を賛辞を交えつつ報じているが、ちょっと待て。今回の件は、本当にあの山口百恵の引退になぞらえられるような美談なのか。
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安室奈美恵の突然の引退表明を報じた多くのスポーツ紙記事で使われたのが「伝説」という言葉である。
〈安室は伝説になる〉(日刊スポーツ)
〈そして伝説に〉(サンケイスポーツ)
といった具合だが、いくら何でも「伝説」は大げさに過ぎないか。歌姫として長らく第一線で活躍してきた安室は自身のHP上で引退を表明したまさにその日に40歳の誕生日を迎えた。不惑でミニスカ、激しいダンスと歌唱はキツイ、との理由で引退を考えたとしても全く不思議ではなく、むしろ当然のことと思える。しかし、9月20日午後6時50分、HP上に報告が掲載されるや、民放のニュース番組が一斉に速報。NHKの「ニュース7」でも国内トップ級のニュースとして扱われる騒ぎとなった。
さらに驚かされたのは、山口百恵の引退やキャンディーズの解散になぞらえて今回の件を報じた記事が散見されたこと。サンスポなどは、1面に〈百恵さん キャンディーズ以来の衝撃〉との見出しを掲げていた。
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