事実をねじ曲げ、議論のすり替え… 大嘘つき「豊田真由子」ファクトチェック
「お前の娘がさ…」暴言
現下、豊田氏の言葉を鵜呑みにする方が多いとは思えないが、念のため改めて経緯を振り返っておくと、本誌(「週刊新潮」)は一連の豊田問題を報じた最初の号(6月29日号)で、彼女が政策秘書に放った次の暴言を紹介した。
「お前の娘がさ、通り魔に強姦されてさ、死んだと。いや犯すつもりはなかったんです、合意の上です、殺すつもりはなかったんですと。腹立たない?」
この暴言は、身の危険を感じた政策秘書が、万が一に備えて録音していたICレコーダーにしっかりと残されている。
これに対し、豊田氏は当時、そんなことは言っていないと暴言自体を否定していた。
ところが会見では、選挙を前にして嘘つきの烙印だけは避けなければならないと計算したのか、先に記した通り、発言を否定したことはないと言を翻(ひるがえ)した上で、要は「週刊新潮が、政策秘書の娘を脅迫したと、とんでもない質問をしてきたので、そんなことはしていないし、そもそも発言の趣旨が違う!」と開き直って、議論のすり替えを図ったのだ。
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