事実をねじ曲げ、議論のすり替え… 大嘘つき「豊田真由子」ファクトチェック

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記者に逆ギレ

 確かに、1時間40分に及んだ会見の間、国会議員を続ける意志を存分にアピールし、また都合の悪いことは「捜査中なので」とかわし、「耳鳴りがする」とよろめいてみせ、ミュージカルがお得意の彼女が狙った通りの「演出」ができたのかもしれない。だが、彼女の「素顔」は隠せなかった。会見の最終盤で本誌「週刊新潮」記者が質問すると、

「彼女の表情は一変。あの曰く言い難い冷たい目つきには、暴力を厭(いと)わない凶暴性が垣間見えました」

 と、元政策秘書が感じたように、豊田氏は豹変したのだ。彼女が逆ギレしたのは、本誌記者の次の質問に対してだった。

「(当初)豊田先生は、私どもが録音データを持っているもの(後述する強姦発言)について、そんなものは事実ではございませんと否定しておられました。我々の質問に嘘をつかれていたわけで、今なさっている反論が嘘ではないというのは……」

 これで「暴力を厭わない凶暴性」に火がついたのか、豊田氏は質問を遮るように、

「私はそういう発言をしたことを否定は一度もしていません」

 とした上で、

「(週刊)新潮さんからの質問状に、『(元政策秘書の)お嬢さんを脅迫しているじゃないか』というふうなご質問状だったので、『いやいや、そんな趣旨ではありませんよ』と」

「新潮さんが、一部を切り取って、違うふうに書かれて」

 こう言い募ったのだ。

 つまり、事実をねじ曲げているのは、音声データという動かぬ証拠付きで報じてきた本誌のほうではないかと主張したのである……。

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