山尾志桜里のリベンジ選挙に、あの共産党が「裏支援」説

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もともと非自民が強い選挙区

 10歳近く年下という男性弁護士との不倫が報じられ、民進党を離党した山尾志桜里・前衆議院議員(43)は、今回の衆院選に無所属で立候補することを表明している。ここに意外な“援軍”が登場し、地元有権者の関心を集めているという。

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 選挙区は愛知7区。自治体は尾張旭市、豊明市、長久手市……といった名が並び、要するに名古屋市のベッドタウン兼工業都市だ。そして愛知県と言えばトヨタ王国。昔から労組=連合が力を持っており、この7区も例外ではない。自民と非自民の力は拮抗。過去5回の選挙を比例復活も「1勝」にカウントすれば、自民党が4勝、民主党が3勝と、文字通り互角の結果となっている。

 前回2014年の選挙(安倍内閣)では、山尾氏が当選し、自民党の鈴木淳司・前衆議院議員も比例で復活当選を果たした。しかしながら12年(野田内閣)は山尾氏が落選し、逆に09年(麻生内閣)は鈴木氏が落選。2人の間では1勝1敗1引分と、これまた互角の好敵手なのだ。

 ところで、離党したとはいえ、山尾氏は党幹事長に内定していた出世頭。政界デビューも09年に「小沢ガールズ」の一員として当選している。

 その民進党は実質的な解党状態。小池百合子・東京都知事が代表を務める「希望の党」と合流するが、全面的な受け入れは行われない。旧民進党の議員は「百合子基準」とも揶揄される「踏み絵」を踏む必要がある。

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