東芝メモリ売却、矢面に立つ“再建屋”杉本勇次

ビジネス 企業・業界

  • ブックマーク

 スッタモンダの末、ようやく東芝メモリの売却先が「日米韓連合」に決定した。とはいえ、依然として問題は山積で上場廃止の危機は燻り続けている。売却手続き完了のリミットは来年3月末だが、難しい舵取りを担うのは東芝の綱川智社長ではなく、“超大陸”のトップだった。

 東芝メモリ売却先の決定記者会見は、9月28日午後5時30分から開かれる予定だったが、

「本日の会見は、中止させていただきます。ご理解いただきたい……」

 こういって記者たちに頭を下げたのは「日米韓連合」の1つ、米ファンド「ベインキャピタル」日本法人の杉本勇次代表(48)だった。...

つづきを読む