日本人を狙う「北朝鮮プロパガンダ誌」核・ミサイル開発“大讃美”特集の唖然

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焦点は北朝鮮への海上封鎖

 朴氏は「戦争は軍事力と外交力がなければ勝利できません」と言う。

「金正恩は軍事力の増強に酔い痴れていますが、国際社会における孤立を招いたという点で、既に大きな敗北を喫しているのです。またテレビは米朝有事で北朝鮮の軍事力を大げさに報じていますが、私からすると間違いだらけです。9月23日に米国防総省はB1爆撃機とF15戦闘機が北朝鮮東方の国際空域を飛行したと発表しました。いかに北朝鮮の防空防御が手薄か、アメリカは実戦レベルのデータを得たと見るべきです。ならば、38度線に展開しているとされる長距離砲を空爆で叩き潰すことも、特殊部隊を送って金正恩を殺害することも現実的な作戦として浮上してくる。外交と軍事が合致して、アメリカの優位性は、今、この時点でも高まっているということを、日本のメディアは正確に報じる必要があります」(同)

 朴氏は今年後半から来年にかけて、北朝鮮への海上封鎖が行われても不思議はないと予測する。それもアメリカ単独ではなく、国連憲章7章42条に則ったものだ。

《国際の平和及び安全の維持又は回復に必要な空軍、海軍または陸軍の行動をとることができる。この行動は、国際連合加盟国の空軍、海軍又は陸軍による示威、封鎖その他の行動を含むことができる》

 その時、「月刊セセデ」は祖国の現状を何と報じるつもりなのだろうか。

週刊新潮WEB取材班

2017年10月3日掲載

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