ジャニーズの「時代錯誤」に宣戦布告! 稲垣・草なぎ・香取がネット解禁
ネット解禁に踏み切った元SMAPの3人
ところが現在、それに“反旗”を翻す動きが注目を集めている。ジャニーズ事務所を退所した元SMAPの3人が、ネット解禁を宣言したのだ。
9月24日、インターネットテレビ局「AbemaTV」は、元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人が生放送の特別番組「72時間ホンネテレビ」に出演することを発表した。更に公式サイトに3人の写真を掲載。これまでにもテレビドラマや映画の公式サイトに、ジャニーズタレントの写真が掲載されたことはあったのだが、それでも強いインパクトを与えた。
更に番組の内容が「香取がインスタグラム、草なぎがユーチューブ、稲垣がブログを使う」と発表されると、「元SMAPが遂にSNSを解禁した」と大騒ぎになった。
それにしても、なぜジャニーズ事務所は、これほどまでにネット上の写真公開にうるさいのだろうか。『「世界に一つだけの花」の意味―SMAPが教えてくれたこと』(太田出版)の著者で、ノンフィクションライターの小野登志郎氏が振り返る。
「もともとネットのない時代でも、ジャニーズはタレントの肖像権に厳しい事務所として有名でした。無断使用を問う裁判を起こし、勝訴した実績も持っています。大手メディアも事務所の意向に従った方が、タレントの写真や動画を独占的に使えるので都合がよかった。ジャニーズ担当の記者が率先して自主規制を行っていましたし、それは今でも変わりません。一方、規制で排除された小さな出版社などは、ファンの女の子が撮影した写真を買い取って掲載するなど、ゲリラ的に規制の間隙を縫っていたものです」
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