「佳子さま」ご交際相手の名門・堀内家 地位を失いかねない500億円監査請求
「原野」ではなく「別荘地」として
富士急がどれだけ安く借りているか。
「去年、富士急が県に払った賃料は年74円/平方メートルであったのに対し、地価調査などを利用して試算した適正な賃料は年301円/平方メートルでした。要するに、額に歴然とした差があり、実際に、“お求めやすい価格で”とアピールして、お客さんを呼び込み、それが功を奏しているというわけですね」(同)
後を受けるように、住民監査請求をとりまとめた不動産鑑定士が、核心部分へと分け入ってこう主張する。
「県側が2年前に出した『調査報告書』では、あろうことか原野として査定しているのです。確かに90年前に借りた当時は原野で、富士急が開発して今の状態にしたことは事実でしょう。しかし、それから時間が経過し、開発原資はとうに回収できているはず。それに加えて、県道などが整備されたことによって確実に地価があがっている」
更に、
「国交省の『不動産鑑定評価基準』には、〈最有効使用の原則〉というものがあり、どんな風に使ったら一番収益があがるかを最優先に考えなくちゃならない。ま、当たり前のことですが、これに則れば当然、富士急が借りている土地は原野ではなく別荘地として評価されるべきなのです」
濡れ手で粟で得た札束を並べると山中湖を一周できるほどの長さに達しただろうか。あるいは、積み上げたならばすでに富士山を凌ぐほどに伸びただろうか。
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