終盤で本性丸出し… 警察も怒らせた「豊田真由子」会見

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怖いトヨマユ、健在

 さて、埼玉県の志木駅近くの会場に着いた豊田女史、報道陣に頭を下げると、支援者が待つ部屋に入っていった。だが、秘書が1分遅れても怒鳴る彼女は、すでに予定より20分遅れていた。

「泣き顔で入ってくると深々とお辞儀し、ずっと謝り続け、“こんな騒ぎになって自動車のトヨタよりも有名になって”と、冗談も交えていました」

 と、50人ほどだったという参加者の一人が言う。

「雑誌やテレビほど弁解はしなかったけど、“選挙に出るから頑張りたい”と。落ちても無所属でも出るというのですが、質疑応答では“報道は事実か”“選挙に間に合わないだろう”と厳しい質問が飛んでいました」

 実際、有力支援者の一人は、呆れ顔で、

「本人が出たければ出馬は可能でも、実際問題、そりゃ難しい。あんな報道が出て、自民党のバックアップがゼロなのだから」

 と突き放すのだ。さて、質疑応答でもめ、記者会見は1時間近く遅れて始まる始末。ご本人が待たされたら「違うだろー!」と叫んだはずだ。ともかく、のらりくらりと1時間半、有権者向けの笑顔を交えて会見を進め、「いい人」を演じた女史に、本誌「(週刊新潮)」記者が「娘が強姦」云々の発言を女史が否定した旨を問うた。すると、途端に表情と口調が豹変し、ご存じ最凶「豊田真由子」が降臨。自説を押し通そうとするトヨマユ、どっこい健在であった。

「私は示談にするつもりは一切ありません。暴力については証拠に基づいた捜査を受け、しかるべき処罰を受けてほしい」

 と、元政策秘書。出馬云々より、そのケジメが先じゃないかしらん。

週刊新潮 2017年9月28日号掲載

特集「核ミサイル連射を勝利の女神にした『安倍総理』 『10月総選挙』選良たちの喜劇」より

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