慶応大ハレンチ教授、妻も「事の重大さに気づいてほしい」 大学からは処分なし

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「反省ゼロ」と妻

 さて、夫に「事の重大さに気づいてほしい」と、「洗脳不倫」被害者・斉藤菜穂さん(仮名)の“奪還作戦”にも協力した妻によれば、奥田教授はまるで反省していない。

「私に“もう離婚だ”と告げ、“斉藤の親は毒親だ”と言い、“自分がしてるのは治療で、人助けだ”“先進的な実験だ”と強弁します。でも“家に泊めるのはおかしいし、なぜ私がいない日ばかり泊めるの?”と言うと、急に黙る。反省ゼロで、菜穂さんと二人でいることを正当化するために“毒親対策の最先端の治療の何がわかる!”と屁理屈を繰り返し、“彼女を家に帰らせちゃいけない”“これからも面倒を見たい”と。独善を押し通す奥田を見ていると、私は“津久井やまゆり園”を襲撃した犯人や、オウム真理教の麻原彰晃を思い起こします」

 洗脳問題に詳しい紀藤正樹弁護士に聞くと、

「奥田教授は奥さんに“おまえのせいで治療ができなくなった、離婚だ”と言っているようですが、有責事由に当たる不貞を行なっているのは奥田教授。申し立て自体、不可能でしょう」

 イスラム法には詳しくても、国内法はてんでご存じない奥田教授、総合政策学部のある湘南藤沢キャンパスにも“奪還”現場となったマンションにも不在なので、実家を訪ねた。チャイムに反応がないので「ごめんください」と繰り返すと、窓の奥からヌッと顔を出した。だが、記者の顔を見て無言で後ずさりし、家にこもってしまった。

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