「洗脳不倫」慶大教授、過去には教え子に“ストーカー”行為
「洗脳不倫」教授に余罪続々! 慶応大が目をつぶった「ハーレムゼミ」(上)
憧れの大学に合格した娘が、授業を通して教授に「洗脳」され、不倫相手にされてしまったら。そんな悪夢が慶応大学で明らかになったが、大学はいまも「ハレンチ教授」も「ハーレムゼミ」も放置したままだ。教授には数々の余罪があるにもかかわらず、である。
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慶応義塾大学の出身者は、あえて母校を卑下して「低能未熟大学」と呼ぶことがあるが、むろん、本音ではない。OBや大学自身の本音、すなわち高いプライドは、たとえば、慶應義塾ハラスメント防止委員会が掲げる言葉にも表れている。
〈いやなこと、しない、させない、許さない〉
その姿勢を貫く根拠を、
〈慶應義塾は、(中略)気品の泉源・智徳の模範たることを願って発展してきた組織として、いかなるハラスメントも容認しません〉
と記すのである。
ところで、表向きのきれいごとと裏腹な禁断の愛に走る国会議員たちを見ても、今の日本、言葉が軽い。社会に有為な人材を送り出す私学の雄こそ、智徳の、言行一致の模範となってほしいが、その言葉もまた軽いとしたら、われわれは何に希望を見出せばよいのか。
現実には、慶大の湘南藤沢キャンパス(SFC)に通う2年生の斉藤菜穂さん(21)=仮名=は、イスラム法の権威である総合政策学部の奥田敦教授(57)から「ハラスメント」どころか「洗脳」を受け、不倫状態に導かれていた。それは週刊新潮9月14日号で詳報したとおりだが、慶応は〈させない、許さない〉どころか、いまも加害者になんの処分も下していないのだ。
事のあらましを、菜穂さんの母親の話を要約し、おさらいしておこう。
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