細工は流々で「日本郵政株」追加売却の“落し穴”

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 大台を突破したのも束の間、日経平均株価は2万円台目前で足踏みを続けている。そこで証券業界が“起爆剤”と期待を寄せているのが、今月中に売り出される日本郵政株だ。財務省は1・4兆円分を売却し、そのほとんどが個人投資家向けに販売されるという。果たして、飛びついていいものなのか。

 財務省による日本郵政株売却は、2015年11月に次いで今回で2回目。上場時は公募価格1400円に対して、1631円の初値を付けていた。業界紙記者によれば、

「上場から1カ月後に株価は1999円を付けましたが、結果的にこれが上場来高値になりました。...

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