財務省キャリアといえば、国家公務員Ⅰ種合格者の中でも成績優秀者しかその地位につけないことで知られる。とはいえ、新人は当然、それまで普通に大学生活を送っていた者ばかり。そういう若手は「職場」でどういう扱いを受けるのか。
東大法学部を首席で卒業後、財務省に入省して2006年~2008年の2年間キャリア官僚として働いた山口真由さんは、新著『いいエリート、わるいエリート』で赤裸々に当時の体験を振り返っている。そこで描かれているのは、ブラック企業すれすれの勤務実態だった。...
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資格を取ったからといって収入が増えるわけではない。というと、
「ああそりゃそうでしょ。○○コーディネーターとか、○△ソムリエなんて、カネになるわけないよね」
と思う方もいるかもしれない。でも、ここで言っている資格はそういう類の資格ではない。
「弁護士」「公認会計士」「税理士」「社労士」等、「高嶺の花」と思われていた資格のことである。『資格を取ると貧乏になります』(佐藤留美・著)では、こうした「一流の資格」取得者たちの窮状をレポートしている。
■弁護士の22%が所得100万以下!?
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