「再び5人が揃うまで」SMAPファン極秘集会“潜入”レポート

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 9月9日は菊の節句。また「きゅうきゅう」のゴロ合わせから救急の日でもある。だが今は何よりも、SMAPが1991年、シングル「Can't Stop!! -LOVING-」でデビューした日だ。

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 今年17年9月9日も、聖地とされる東京タワーや西武園ゆうえんちにファンが集合。代表曲「世界に一つだけの花」もオリコンでベスト10圏内に入った。そんな中、さる「ファン集会」が東京都港区で開かれた。完全なトップシークレットで秘密裏に行われ、筋金入りのファンでも知る者は少ないという。悲喜こもごもの会場風景を、潜入レポート風にお伝えしよう。

 集会に参加したのは、「アラフィフ」の女性。93年にテレビドラマ「あすなろ白書」(フジテレビ)で木村拓哉に注目し、それ以来のSMAPファンだ。

「イベントを知ったのは、偶然でした。キャンセルが出たらしく、様々なルートを経て情報が伝わってきたんですね。それで運よく、私が参加できることになりました。場所も時間も事前には一切教えられず、指定された口座に数千円を振り込むと、後で指示が来るという流れでした」

 まさに秘密集会だが、この方法だと詐欺ではないかと疑う人も多いだろう。キャンセルされても仕方のない方法を採用しているのには、やはり理由がある。

「堂々と告知すると、やはり色んな方面から横やりが入るそうで、潰されてしまう危険性もあるのだと聞きました」(同)

 ファンイベントぐらい開かせてやれよと、ため息しか出ない話ではあるが、先に進もう。イベントは昼と夜の2部制。女性によると参加者は「昼と夜で500人、昼の部は200人ぐらい。男女比は2:8ぐらい」だったそうだ。

「港区内の、とある場所に向かうと、受付がありました。そこで名前などを告げ、振込していたことが証明されると、中に入れてくれます。そこはディスコというか、クラブというか、とにかく踊れるスペースがあり、DJのブースも設置されていました」

 進行を務めるのは3人。DJが1人に、後の2人はダンサーと言うのか、誰でも踊れるような簡単な振り付けのダンスの見本を示しながら、トークで盛り上げるという役割だった。

「ダンスがメインのイベントではありませんでしたね。むしろCD音源を使ったライブという印象でした。それにしても私、解散が報じられてからは、SMAPの曲が全く聴けなくなっていたんです。聴くと切ないと言うか、辛いと言うか……駄目なんですね。だから、あの日、見知らぬ人ばかりでしたけど、ファン同士の一体感が漲っている中で、みんなと一緒にSMAPの曲を本当に久しぶりに聴くことができて、何よりも楽しかったです」(同)

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