「悠仁殿下」小笠原4泊はお忍びで 秋篠宮家の「帝王学」

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 11歳になられる直前、母と子の二人旅だった。

 6日、11歳の誕生日を迎えられた秋篠宮悠仁さまが7月下旬に小笠原諸島を訪れていたとフジテレビが報じた。皇室担当記者が言う。

「紀子さまとお二人で小笠原の自然に触れるという私的なご旅行でした。竹芝から船に乗って24時間、父島に4泊5日の滞在という日程だったそうです。秋篠宮殿下は天皇陛下や皇太子さまよりも目立たぬようにという思いをお持ちで、悠仁さまに関して非公表の日程が多く見受けられます」

 周囲の目を気にすることなく、濃密な5日間だった。案内をした小笠原村の渋谷正昭副村長の話。

「初日はビジターセンターで島の自然や歴史についてのパネルをご鑑賞。小笠原海洋センターにも出向き、標識をつけたアオウミガメを放流されました」

 翌日以降はシュノーケリングや、船で片道2時間の母島の農家でパッションフルーツとマンゴーの収穫体験もされた。中でも、

「2日目にトレッキングツアーに行かれ、6時間半の行程を歩かれました」(同)

 太平洋を望み、海抜260メートルにある千尋岩を目指すコースだ。

「基本的なルートはかつて軍道として旧日本軍が使用していました。電波警戒機(レーダー)や乗り捨てられたトラックの残骸など今でも戦跡が残っています。お昼はツアー側が用意したお弁当を召し上がったと聞いています」(同)

 戦時中、硫黄島を含め2万人以上の犠牲者を出した小笠原諸島。

「別の日は同島内の戦没者鎮魂の碑に献花、黙祷をされていました」(同)

 先の記者によれば、

「悠仁さまは学校で栽培委員を務めるなど、動植物への関心が高い。一方、秋篠宮ご夫妻はそれのみならず、歴史や芸術、文化など広く見聞を深めてほしいと、8月には皇室ゆかりの滋賀の毛筆製造店を訪れました。他にも、お忍びで美術館や地方にお出かけになっていて、今回のご訪問もその一環だったのでしょう」

 メディアの目に触れない場所で“帝王教育”は進んでいる。

週刊新潮 2017年9月21日菊咲月増大号掲載

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