「週刊新潮は嘘つき」と主張した「豊田真由子」会見の“嘘”

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論点のすり替え

 発言をしているはずなのに、発言していないと強弁した豊田議員。その〝戦略〟はFAXと会見でも一貫している。例えば会見で豊田議員は本誌に向かって「私はそういう発言をしたことを否定は一度もしていません。否定はしていません」と大見得を切った場面もあった。このように、まずは否定から入るのだ。

 だが、これでは完全な虚偽になってしまう。そのため、徐々に修正していく。こっそりと婉曲的表現を連ね、「事実関係は認めていますが、趣旨が違います」と論点をずらす。それは先の「回答書」FAXでも同様だ。

 だが、豊田議員がいくら主張しようとも、「発言はしておりません」という文言は「回答書」FAXにしっかりと残っている。この時点で会見で豊田議員が主張したのは“嘘”。そしていつの間にか“趣旨”の話にすり替えようとしている。

 百歩譲って豊田議員が相応しいと考える“趣旨”があるとして、娘が暴行される例え話が許される“趣旨”はあるのだろうか。

 豊田会見に反省はなく、存在したのは自己弁護と嘘だけだ。

週刊新潮WEB取材班

2017年9月28日号掲載

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