柔道“花の48キロ級”興亡史 新たに「渡名喜風南」の一頁

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 かつて“ヤワラちゃん”こと谷亮子が君臨した柔道女子48キロ級。その壮絶な興亡史に新たな一頁が加わる。

 ブダペストで行われた世界柔道女子48キロ級で渡名喜風南(となきふうな)(22)が初優勝した。

 両親が沖縄県出身という彼女は、谷の母校・帝京大学の4年生。身長148センチは、最軽量の同級の選手たちの中でもひときわ小さい。

 ここで“花のヨンパチ”の歴史を簡単に振り返ろう。

 女子柔道が五輪の正式種目に採用されたのは1992年バルセロナ大会で、48キロ級は16歳だった谷(当時は田村)が代表となった。...

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