金正恩がFXで大儲け? “ミサイル発射で円高誘導”が話題に

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4勝2敗

 今年に入って北朝鮮がミサイルを連発しているのはご存じの通り。たとえば、そのうち7月4日の午前9時39分ごろに発射されたときは、直前に円が大量に買われ、発射をまたいで急に円高に振れるという現象が起きた。また、8月29日に発射された際も、Jアラートの発信より先にじわじわ円買いが進み、しばらくしてガクンと円高に振れている。

「北朝鮮は3月から14回発射していますが、チャートで再現できる9回のうち、発射直前から円高に振れたのは4回、逆に円安だったのが2回、どちらとも言えないのが3回でした」(同)

 ということは、ミサイル発射前後に円買いドル売りのトレードをやっていれば4勝2敗で儲けられる。

 権力者がこれをやれば究極のインサイダー取引だが、もちろん取り締ることは不可能だ。

 シグマ・キャピタルの田代秀敏チーフエコノミストによると、

「ミサイルの発射時間を知っているのは北朝鮮の指導部など、限られた人たちだけ。北朝鮮国内でFX取引をやるのは難しいかもしれませんが、外国にいる関係者にやってもらえば理論上不可能ではありません」

 もしかして、かの国の「委員長」はミサイル開発費用もFX取引で捻出していたのだろうか。

週刊新潮 2017年9月21日菊咲月増大号掲載

ワイド特集「一葉落ちて天下の秋を知らず」より

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