歴代総理が集結…「小泉純一郎」が「安倍総理」に授けた秘策“北朝鮮カード”
記者からも驚きの声
「日本財団の笹川陽平会長の別荘で行われた会食で、夏休みの間に安倍総理が笹川別荘を訪れるのは慣例になっている。それ自体は珍しくないのですが……」
と、大手メディアの官邸担当記者が訝(いぶか)る。
「今年揃ったメンツは豪勢すぎました。特に気になったのは小泉さんがいたことです。総理番記者は別荘前で待機し、中に入っていく車をチェックするんですが、すぐには誰が入っていったのか分からない。後で官邸スタッフに聞いたところ、小泉さんも別荘に入ったと知らされ、『オーッ』と驚きの声があがりました」
小泉氏の存在が番記者たちに衝撃を与えたのは、偏(ひとえ)に、安倍総理が置かれている難しい状況ゆえだった。
ご存じの通り、目下、安倍総理は低支持率に喘(あえ)いでいる。森友問題および加計問題で安倍政権の「傲慢さ」が浮き彫りとなり、とりわけ深刻なのは、
「内閣不支持の理由として、安倍総理自身が信用できないというのが大きな割合を占めていることです」(全国紙の政治部デスク)
それはすなわち、総理の首をすげかえない限り、一時、20%台まで落ち込んだ内閣支持率を大きく回復するのは至難の業であることを物語っている。実際、8月3日に内閣改造を断行したものの、支持率は10ポイントも回復しなかった。
このように「1強」も今は昔の安倍総理が、政権再浮揚のために歴代総理から知恵を授けてもらおうとしても何ら不思議はないのである。
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