タイ前首相の国外逃亡、軍の仕掛け? 軍政側の事情

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 2014年のクーデター以来、インラック前首相(50)はタイ軍政に対峙する人々の象徴。現職時代の「職務怠慢の罪」で起訴されていたのだが、その判決が下る8月25日を前に、突如として国外逃亡した。

「逃亡ルートや現在の所在など、未だに情報は錯綜していますが、問題は、この状況が誰にとって得か。明らかに軍政側ですよね」

 と話すのは、東南アジアを幅広く取材しているジャーナリストの大塚智彦氏。

「インラック氏は、有罪判決が出てもずっと闘う姿勢をたしかに見せていました。...

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