SPEED解散「元凶」島袋寛子は、20歳上と交際し、12歳下と結婚

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4人の中では最も幸せ(?)な現在

 関係者からすれば、解散回避は諦めても、4人をソロとして売る必要がある。うがった見方をすれば、ぜひとも美談が必要だったのだろう。対して、世論とは真逆に突き放した記事を掲載したのは『週刊新潮』だ。「大新聞も報じた『SPEED』解散で4人の『稼ぎ』」(99年10月21日号)に掲載された、芸能評論家の匿名コメントを再録させて頂く。

《スターと言っても、4人の平均年齢は16・25歳。それなのに、酒や煙草は言うに及ばず、男との同棲生活まで半ば公然とやっています。普通の子供なら不純異性交遊で、とっくに警察沙汰になっていた》

 先に触れた今井の記事では、交際相手の自宅に事務所の車が迎えに来て、「公認」状態が伺える場面がある。上原も、ISSAとレストランバーで酒を飲むところをFRIDAYの記者・カメラマンに目撃されている。特に後者は、未成年の飲酒に対する取り締まりが厳しくなっている現在なら、本人が引退に追い込まれても不思議はない。

 SPEEDメンバーの現状を考えると、上のコメントは更に含蓄を増す。要するに彼女たちの根っこは、ただのヤンキーではないのだろうか。

 話を元に戻そう。結局、2000年から01年にかけて、複数のメディアが島袋と少年の「破局」を報道する。引退を撤回して全国ツアーを行い、関係者も彼女の歌唱力に期待をかけた。だが現在に至るまで、ヒット曲が生まれていないのはご存じの通りだ。

 2000年代に入ると、そんな彼女が芸能活動ではなく、私生活で話題を集めたのも、今井・上原のコンビと似ている。島袋の場合は04年、週刊文春が松本人志との「扇風機お買い物デート」を報じた。翌05年には『FRIDAY』がデート姿を撮影。当時の松本は41歳、島袋は21歳という年の差カップルだったことも大きな話題となった。

とはいえ真剣な交際だったのは事実のようだ。『週刊新潮』も「結婚秒読み? 肺炎『松本人志』を看病していた『hiro』」(08年2月21日号)との記事を掲載している。

 だが松本との交際も終わりを迎え、島袋は16年9月、オフィシャルサイトに俳優の早乙女友貴との婚約を発表。17年2月に結婚する。松本との時は20歳年上だったことが注目を集めたが、早乙女の場合は12歳下。発表時は島袋が32歳、早乙女が20歳という「姉さん女房」が話題となった。

 公式のtwitterを覗いてみれば、今でも更新が続いており、安定した生活が窺える。SPEED解散の「元凶」となった彼女が、少なくとも表面的には幸福そうだというのは、やはり人生の不思議さを再認識させられるのではないだろうか。

週刊新潮WEB取材班

2017年9月9日掲載

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