習近平100歳までの野望――定年なし、党主席就任で目指す「皇帝の座」はいつまで?

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 中国では今秋、5年に1度の中国共産党の党大会が開かれる。そこで68歳以上の党幹部は引退するという現行の定年ルールが見直されることになった。しかも、毛沢東の死後、廃止されていた党主席(党中央委員会主席)の復活も提案されている。

 本来なら2022年の党大会を69歳で迎えるため、2期目で引退するはずだった習近平。しかし定年がなくなれば、そのまま3期目も迎えられるし、党主席になれば、後継者を総書記に据えた後も、絶大な権力を手にしたままでいられる。だが、毛沢東が死去するまで党主席であったがために、文化大革命が引き起こされたという反省から、中国では慎重論も根強い。...

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