地元から悪評噴出…女性トラブルだらけの「愛媛補選」自民党候補者

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高校時代に…

 寛樹氏とは、白石氏の秘書を務めていた次男である。現在29歳の、スラリとしたイケメンだ。麻生氏は余程、彼が気に入ったらしい。麻生派と山東派が合流した志公会の設立総会が開かれたのは7月3日。彼は、国会議員でもないのにこの席に招かれた。寛樹氏も、自身のフェイスブックに〈設立会員名簿の中に、“特別会員白石寛樹”と私の名前を見つけた時には、驚きとあまりの嬉しさに感極まる思いでした〉と綴り、やる気満々。結局7月14日、党本部は彼の公認を決定したが、

「いやー、今回の選挙は困った。地元での寛樹の評判が悪過ぎるからね。どうすればいいのやら……」

 と、地元の自民党関係者が顔をしかめるのだ。

「父親の徹さんは、元々土建屋の社長で、県議を3期やって国会議員になった。寛樹は、徹さんに溺愛されて育ったボンボンよ。正直言って勉強もできる方じゃない。それでも真面目なら何の問題もないんだが、どうも“あっちの方”が問題でね。地元の人の間では、その話が広く知れ渡っています。選挙に出るにあたり、彼の過去を告発する怪文書も出回る始末です」

 小指を立てながら言う“あっちの方”とは、女性問題のことである。

「彼は、地元の新居浜工業高校に通っていたが、3年になる頃、別の高校の、同じ年の女生徒を妊娠させちゃったんだ。女の子の父親は烈火の如く怒ってね。高校生の娘に何てことをしてくれたんだ、と。徹さんは当時、県会議員になっていたから、息子の尻拭いで大変な思いをしたそうですよ」(同)

 何とまあ、早熟な少年ではないか。実際、女性の父親はこう言う。

「娘と寛樹は、高校1年生の時の文化祭か何かで知りおうたんじゃなかったかな。寛樹は家にも遊びに来よった。(父親の)徹ちゃんのことも知っとるし、家族ぐるみの付き合いだった。そんな折、まさかとは思ったけど、妊娠してしまったのよ。寛樹の父親と母親は『高校生なのにこんなことになってしまって申し訳ない』と謝りに来たさ。でも、デキてしまったものはしょうがない。娘も産むって聞かなかったしね」

 お腹が大きくなっては学校へ通うことはできまい。当然のごとく、彼女は高校3年で中退。その冬には出産したという。

「高校の特別な計らいで、卒業証書はもらったけどね。卒業式の後には入籍もした。娘は大検を取って松山の大学へ、寛樹は東京の国士舘(大学)へ行きよった」(同)

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