“億万長者渡り鳥”の紗栄子、これほど嫌われるワケ

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女子力の権化

 さて、紗栄子は2人の息子を英国の学校に入れ、自身も移住するという。

「紗栄子さんは、イートン校などのパブリックスクールに入りたい子供たちが通うプレップスクールに入学させるのだと思います」

 英国の学校事情に詳しい関係者はそう話し、イートン校にも良家の子弟や成績優秀者のほかに、海外の裕福な家庭の子供が1割に満たない程度はいると語る。

「パブリックスクールは簡単に入れないので、準備のためのプレップスクールがある。ただパブリックスクールも、入学者は財力や家柄、人望など複数の観点から選ばれ、優秀でなくても入学する子供はいます」

 ちなみに、7月26日付インスタグラムに紗栄子は、

〈今日は公文の未来フォーラムというものに、息子たちが参加しました〉

 と書いたが、

「これは高校教材まで進んでいる小学生しか参加できない。全体の1割もいるかどうか」(公文関係者)

 それなりに優秀らしい。

 ところで、そんな紗栄子は嫌いな女性ランキングの常連だが、コラムニストの辛酸なめ子さんは、

「紗栄子さんは女子力の権化。女性の魅力を最大限に発揮できる能力、男を惑わす魔力がずば抜けているのだと思う。セレブの方には普通の人は腰が引けてしまうことが多いと思いますが、彼女は怯むことなく懐に飛び込んでいく。その強いメンタルに、女性たちは女として敵わない悔しさを感じるのではないでしょうか」

 漫画家の倉田真由美さんの紗栄子評は、

「日本一欲望の器の大きい女。昔話にあるように、大きいつづらと小さいつづらがあれば小さいほうを選ぶのが従来の価値観でしたが、現代は欲張りが必ずしも悪徳ではありません。ただ女性からの妬みはある。恥も外聞もなく女の力をすべて使ってここにいます、みたいな生き方は憧れてもマネできませんから」

 嫌われようが、欲望は着実に満たすのが紗栄子流だ。

週刊新潮 2017年8月31日秋風月増大号掲載

ワイド特集「夢追い人が夏を追う」より

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