江本孟紀が語る、“視界グニャリ”加齢黄斑変性からの復活
聞き慣れない病名ながら、先進国での失明原因のトップに挙げられるのが、50代以上で発症する「加齢黄斑変性」である。放置すれば、やはり重篤な事態を引き起こしてしまう。
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黄斑は直径6ミリほどの組織で、網膜の中心部に位置する。日本大学病院の森隆三郎診療准教授によれば、
「ここには視力を司る細胞が集中しており、ものを見る際に非常に重要な箇所。加齢黄斑変性は、眼底にドルーゼンと呼ばれる白い老廃物が溜まり、その影響で網膜の下にある脈絡膜から新生血管が生えて黄斑部分が腫れたり、出血を起こしたりして視覚に障害が出る病気です。...