今井絵理子が溺れる「不倫市議」の怪しい政活費 業者と橋本市議は“お友達”
720万円分の政活費
橋本市議が属する神戸市の条例では、それぞれの会派に対し、議員1人当たり月38万円を支給することが定められている。
一般に、地方議員は、「市政報告」などと題した自らの政策チラシを、「広報活動」とし、政活費を使用して作成、新聞折り込みやポスティング、郵送などで地元に配布する。
橋本市議も、「ハシケン通信」と題したチラシを作成、配布。政活費を申請する際の必要書類として、市に領収書や請求書、納品書の写しやチラシの現物を提出している。
自民党内の内部資料によると、2010〜14年度の5年間では計12回、政策チラシを発行。うち8回は、「大林印刷」(仮名)という業者に発注していて、計720万5330円分の政活費を支払っている。印刷したチラシの部数は1回の発行で5万〜8万部。8回合計で56万5000部である。
「大林印刷」の“代表者”大林氏の知人によれば、
「大林さんは以前、神戸のJC(青年会議所)で活動していましたが、ちょうど同時期に橋本さんもJCにいた。お互いに車好きで、とても親しい関係にありましたよ」
先の県連関係者が言う。
「穿った見方をすれば、ハシケンは、自分のお友達の車業者に印刷業を名乗らせ、そこに政活費を落としたのではないか。しかし、実際は、見本などを刷っただけで、計56万枚ものチラシを本当にすべて刷ったのか、と」
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