韓国で激化する反日運動 「徴用工像」設置に「慰安婦像」搭乗バス、その代償は

国際 韓国・北朝鮮

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剥がれる化けの皮

「コリア・レポート」編集長の辺真一氏が言うには、

「文大統領は未来志向の日韓関係を目指すと言っていますが、慰安婦や徴用工の問題を蒸し返せば日韓関係が停滞することは明らか。自ら足かせを作ってしまう外交音痴ですね。実際、選挙期間中は当選したら真っ先に北朝鮮に行くと言っておきながら最初の外遊先はアメリカでした。日韓関係がより悪化すれば、現実路線に引き戻されるでしょう」

 さんざん大風呂敷を広げておいて矛を収めては、彼を支持する国民は黙っていないだろうが、早くもその綻びは内政面に現れている。

「文政権を見ると、聞こえのいい言葉を並べた政策の言い放し。まるで日本における政権交代直後の民主党と一緒だと思いますね」

 と苦笑するのは、韓国経済に詳しい元週刊東洋経済編集長の勝又壽良氏だ。

「脱原発や子供手当、最低賃金の引き上げを目玉に掲げていますが、原発を止めれば安い電気代で成り立つ韓国の製造業は悲鳴を上げて成り立たなくなります。また、子供を持つ家庭に月約1万円支払い、最低賃金を16・4%引き上げるために中小零細企業へ約3000億円を援助する計画など、大盤振る舞いなのです」

 8月17日に青瓦台で開いた記者会見で、その財源を記者に問われた文氏は驚くべき行動に出たという。

「彼は“大丈夫”と細かい説明を省き、会見場で流していた歌謡曲に話題を変えてしまった。これには朝鮮日報など現地の大手メディアも眉をひそめ、さっそく政策の実現を疑問視する声が上がり始めています」(同)

 化けの皮が剥がれたら、いったい次はどんなことを言い出すのやら……。

週刊新潮 2017年8月31日秋風月増大号掲載

特集「『徴用工に請求権なし』と言っていた韓国『文在寅』大統領の変節」より

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