捕獲スッポン&ミズクラゲ調理法大公開 高級和食・中華を「捕まえて、食べる」!

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夏休みの課題は「捕まえて、食べる」!(2)

捕まえて、食べる』(新潮社刊)の著者・玉置標本氏が夏休みに伝授する野生生物の捕まえ方と料理法。驚くほど身近な川や沼で捕獲したスッポンを、いよいよ調理してみよう。更に今回の中で「一番簡単に捕まえられる」ミズクラゲも網ですくい、高級中華の「食用クラゲ」として食べてみる。

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 その味は天然のスッポンなので、鍋にでもすれば間違いのないうまさとなる。ただし、生きたまま捌く行為はハードルがかなり高いので、そこは覚悟が必要となる。

 上下を逆さにして持つと首を出すので、その首を掴んで包丁で落とし、血抜きをしてから解体をおこなう。身を切り分けたら、湯通しして表面の薄皮を剥ぐことが臭みを出さないコツ。日本酒と生姜をたっぷりと効かせて鍋にしよう。暑い夏こそスッポン鍋だ。

 もしスッポンがたくさん釣れる場所を見つけたとしても、食べ切れないほど釣ってしまうのは野暮である。1カ所での捕獲は1匹までにするなど自分でルールを決めて、次回以降も継続的に楽しめるよう心掛けたい。また当然だが安全面に注意することも肝心だ。ライフジャケットを着用し、複数人で行動するなど、細心の注意を払うこと。私は夜釣りで足のつかない水深の川に落ちたことがあるが、一緒に来ていた友人のおかげで助かったという経験がある。意外と人は川に落ちるものなのだ。

 予定調和のシナリオが用意されたゲームとは違い、自然を相手にした筋書きのない真剣勝負なので、思い通りにいかないことも多いと思うが、その苦労や挫折をひっくるめて夏の思い出として心に刻んでいただきたい。

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