橋田壽賀子も“渡る海原は楽ばかり” 「超高級トラベルガイド」VIP客船の魅力

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「超豪華列車」「VIP客船」で行く超高級トラベルガイド(3)

 ライターの斎藤岬さんによる超高級トラベルガイド。第1弾「豪華国内ツアー」、第2弾「超豪華列車」に続く第3弾は「VIP客船」だ。斎藤さんが着目したのは、豪華客船を利用した国内ツアー。価格は海外旅行と遜色ないにもかかわらず、富裕層を中心に好評を博している。その理由とは――。

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 陸路の豪華列車と並んで高級旅行の代名詞とされるのが、VIPも愛用する豪華客船だ。クルーズ旅行といえば、世界一周や地中海など海外へのイメージを持つ人もあろうが、最近は国内に絞ったツアーも目白押し。暑さが続くこの季節、海上から涼やかに日本を眺めるのもまた一興だろう。

 我が国で建造された最大の豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」は、デッキに屋外プールやジャグジーが備えつけられ、プールサイドで映画鑑賞も可能。全面ガラス張りの大浴場もあって、広大な海原を眺めながら日頃の疲れを癒せる。クルーズ専門旅行会社・ベストワンクルーズが行う秋からの日本周遊旅は、グランドスイートを利用した9泊10日のツアーが86万8000円と価格も桁違いだ。

 豪華クルーズ船の代表格「飛鳥II」を使った旅行では、8月11日出発の「阿波おどり・高松花火クルーズ6日間」(ロイヤルスイート利用151万円)が面白い。国内旅行で敢えて船を使い、各地の花火や祭を見物できるという。

 船旅人気は年々高まっているが、その魅力をベストワンクルーズの田渕竜太氏が語ってくれた。

「参加いただいた方々からは、『これほど楽だとは思っていなかった』という声をいただいております。船に乗って移動し、着いた先でも荷物を船室に預けたまま移動できるため、負担が非常に少ないのが魅力です。年配のご両親と参加される方や、逆にお孫さんを含めた3世代で乗船される方は少なくありません」

 波止場から目的地まで乗り換えナシで、旅先でも身軽に闊歩できるのだ。

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