ダイアナ妃、没後20年でも英国を騒がす「秘蔵独白ビデオ」

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 山口組のナンバー2、宅見勝・若頭が暗殺されたのは1997年8月28日。日本中に衝撃が走ると、その3日後、パリで事故死したのがダイアナ妃(享年36)だった。この夏、英国では彼女に関する番組が4本放映される。特に注目を集めたのは、チャンネル4の「Diana: In Her Own Words」(8月6日放送)である。

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 英国人が興味津々だったのは、番組でダイアナの“秘蔵独白ビデオ”が放映されたからだ。これは彼女のボイストレーナー、ピーター・セトレンによって92~93年に撮影されたものだが、

「今回の映像は、2004年に米国で一部が放送されています。ただ、英国では長らく封印されていました」

 と話すのは、テレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏である。

「彼女は95年、英国BBCの番組『パノラマ』に出演し、チャールズとカミラの関係を暴露するなど、衝撃的な告白をした。ビデオはその練習のために撮影されたもの。ところが、彼女は自分の悩みを誰かに聞いて欲しかったのか、つい話し過ぎてしまったんです」

 01年、彼女の元執事による窃盗疑惑で、ビデオの存在が明るみに出る。彼はダイアナの死後、沢山の遺品を自宅に持ち帰っていた。警察が家宅捜索に入ると、ビデオが発見されたのだ。

 その後、ビデオの所有権を巡り、セトレンとダイアナの実家・スペンサー家との間で訴訟沙汰に。結果、セトレンの元に返却され、

「それが米国のNBCに持ち込まれたのです。この時は、米国だから放送できた。実は、07年にBBCも数分間だけビデオを放送しようとした。しかし、『不謹慎だ』という理由でお蔵入りになっています」(同)

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