3年で地球33周分! “ガソリーヌ”を超えた「鈴木五輪相」の四輪問題
「ツケ払い」
ともあれ、地元に飛び、一番のお得意さんである盛岡石油を訪ねた。ここに対して清鈴会は、13年に200万円、14年に220万円、そして15年に354万円を支出している。常務によると、
「岩手は広いから金額は妥当だと思いますよ。POSシステムで供給量と請求額は連動しているから、架空請求はできない。100万円を超える金額については内金としてもらっている。つまり、鈴木事務所は支払いが滞りがちで、まとめて払える分だけ出してもらっている形なんです」
元首相子息のツケ払いには色を失うばかりだが、2年前の収支報告書を辿ると、1597万円の繰越金を有しており、これでは辻褄が合わない。それを伝えると、
「知らなかった。払えるならそうしてほしい」 (同)
試みにかつて取引があった別会社の社長に聞くと、
「それ(盛岡石油の金額)はおかしいね。うちは毎月請求書を送って支払いを受けていたし、遅れたらきちんと電話で催促して支払ってもらっていました。ほんとにガソリン代だけ? POSの場合はセンターの方で計算するから、手書きと違ってゴマカシ利かないのよ」
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