新財務次官、妻は「リクルート汚職次官」の娘だった
人生の奇縁と言うべきか、はたまた閨閥が重んじられる故の賜物か、7月5日、官庁のなかの官庁といわれる財務省の事務次官が交代した。実は、新たに財務省のトップに就いた福田淳一財務次官(57)の妻は、リクルート事件で有罪判決を受けた、あの高石邦男元文部次官(87)の長女だという。とはいえ、結局のところ、こんな事情は出世の妨げとはならなかったようではあるが……。
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財務省詰めの記者によれば、
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「次の消費増税は2019年10月に実施される予定ですが、最終判断は政権によってその1年前には下される。新次官になった福田さんの最大の課題は消費増税をいかに成し遂げるかです。前次官の佐藤慎一さんは主税局長からの昇進だった。でも、後任は消費増税を成功させるために、予算編成を握り、永田町との太いパイプを持つ主計畑からというのが既定路線でした」
実際、福田財務次官は、東大法学部卒業後、1982年に大蔵省(当時)に入ると、出世コースである主計畑をほぼ歩んできたという。
「福田さんは省内で、敵が少ないと評価されている。おしゃべりな方ではなく、ぶっきらぼうなタイプ。同期には、森友問題で資料も政治家の関与も“ないない尽くし”の国会答弁をした佐川宣寿国税庁長官がいる。佐川さんは部下を怒鳴りつけたり、パワハラで有名ですが、福田さんは懐の深い寛容な性格で、部下からも嫌われるようなことはありませんでした」(同)
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