乙武洋匡「5人不倫」第2幕 「ワイドナショー」で語った身勝手な言い分
「約束違反の上に…」
「結婚していた当時、乙武さんは奥さんを表に出すことを極度に嫌がっていましたが、仁美さんは友だちにはよく話す人で、不倫騒動後も私たちによく相談していたんですが……」
こう証言するのは、仁美さんの知人だ。
「乙武さんが『ワイドナショー』で好き勝手なことを言っていると知った彼女は愕然とすると同時に、呆れ、憤り、ただでさえ彼の尋常ならざる不貞行為で傷付けられたのに、改めて心を抉(えぐ)られたような思いにさせられ、再び深く傷付けられたと嘆いていました。というのも、離婚する際、ふたりはその経緯については一切他言しない取り決めをしていた。それは『守秘義務契約』として、正式に双方間で取り交わされていたそうです」
その約束を、乙武氏は彼女に何の相談もすることなく、テレビ番組において一方的に「暴露」するという形で反故(ほご)にしたというわけだ。しかも、
「約束違反の上に、彼の口から語られた内容は『虚偽』なんです。この期に及んで、自分を格好よく見せようとし、且(か)つ、そのためには仁美さんやお子さんを傷付ける形になっても構わないという彼の態度に、彼女は憤慨していました。このまま放置していては、いつまた身勝手な言い分を垂れ流されるか分からないし、子どもの教育上も良くない。彼女はそう判断して、やむに已(や)まれず、契約違反の違約金と、『ウソ』の弁明を垂れ流した不法行為による精神的損害の賠償を求め、準備を進めた上で提訴に踏み切ったんです」(同)
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(2)へつづく
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