続くトランプの日本叩き…戦後の日本を支えた「対米ロビイスト」に学べ

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「トヨタ」の先達は米国圧力になぜ打ち克てたのか(下)

 日本の自動車貿易への批判を続けるドナルド・トランプ大統領の姿は、1980年代のジャパン・バッシングを彷彿とさせる。当時のトヨタ自動車がこの危機を乗り越えることができた背景には、ある男の存在があった。ジャーナリストの徳本栄一郎氏が、元OSS工作員の日系人実業家・ケイ菅原の“暗躍”を紹介する。

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 すでに当時からトヨタは米国の大手法律事務所や元政府高官とロビイスト契約を結び、ホワイトハウスや議会の情報収集をしていたが、それと比べても菅原の存在はちょっと特異だったようだ。...

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