「今井絵理子」と「不倫市議」が越えた“人として”の一線 破綻の嘘と突然の離婚要求

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“判を押してくれ”

 知人の話。

「もちろん橋本は、別居後も生活費は奥さんに渡していました。しかし、しばらくすると勝手に減額するようになったんです。2人の子を抱えた奥さんは困ってしまった。それで仕方なく弁護士を付け、生活費をきちんと支払ってくれ、という婚姻費用分担の調停を起こしたんです。すると3月、橋本は逆にいきなり離婚調停を申し立ててきた」

 妻にとってみれば、「一方的に出ていったくせに何を言っているのか」。都合のよい切り捨てを認めるワケにはいかない。調停でそう主張していた矢先に、本誌(「週刊新潮」)による不倫報道が出た。これを略奪不倫と評することのどこが誤りだというのだろうか。

 ここまでの経緯だけでも、厳しい非難は免れないが、さらに本誌が発売される前日の7月26日、橋本氏は仰天の行動に出ていた。

「いきなり、奥さんのところに“会いたい”と連絡をしてきたのです。既に奥さんは週刊新潮の取材を受け、不倫のことを知っていました。代わって弁護士が会うと、何と言ったと思いますか? “離婚届に判を押してくれ”ですよ。そんなことは出来ない、と弁護士は席を立ったんです」(同)

 すると橋本氏は、しつこく、今度は妻の実家に赴いたのだという。

「橋本が行くと、ちょうどご両親が外出するところに出くわした。で、同じように、離婚届を出したのです。さすがに両親も怒って、話すことはない、と」(同)

 記事が出る前日に離婚を成立させ、不倫ではないと強弁し、虚偽の「婚姻破綻ストーリー」を補強しようとしたのであろう。

 頭にあるのは、自分と今井議員の“保身”だけ。妻や2人の子どものことは頭にまったくない。議員として、ではなく、人として「一線を越えた」卑しさを十二分に感じさせるのである。

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