現役女子大生の“出品”も… ブラックマーケット化するメルカリ、決済に問題?
クリアすべきハードル
創業者の山田氏は、現在海外出張中とのことだが、雑誌のインタビューで成功の「決め手」についてこう語っている。
〈あまり制限を設けず、法に触れなければ何でもやり取りしていいというスタンスでやってきたことが大きい。問題が起きれば会社としてすぐに対応する。そこはバランスで、基本的には性善説で考えている〉(週刊東洋経済2016年12月31日・2017年1月7日合併号)
上場の主幹事証券は明らかにされていないが、兜町ではITベンチャーに強い大和証券と見られている。
経済アナリストの森永卓郎氏が言う。
「上場すれば基本的にすべての経営の中身を公開し、社会問題になるようなことはできない。かといって、あまり厳しくやるとメルカリブームまで潰してしまう。同社にとって今が正念場でしょう」
今年最大と言われる上場まであと5カ月、メルカリがクリアするべきハードルは少なくない。
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