「今井絵理子」「不倫市議」の見苦しい言い訳 意味なき“一線を越えていない”

国内 政治

  • ブックマーク

扉が閉まった瞬間…

 橋本氏は嘘つきだ。

 本誌は7月24日に彼に取材をしているが、その時は「今井議員に恋愛感情はない。離婚調停は4〜5年している」と述べていた。そのわずか3日後の会見で、「交際を申し入れていた」「離婚調停は今年の3月から」としれっと前言撤回。その神経は信じがたい。

 この嘘つき氏と今井議員が口を揃える「一線を越えていない」に至っては、日本でそれをまともに信じる“大人”は1人もいないだろう。2人は先の会見やコメントで、同宿の事実を認めた上で、「講演の原稿を書いていた」「勉強会をしていた」などと誤魔化しているが、公衆の面前で手をつなぐことを抑制できない2人が、ホテルの個室で欲望を制御できるのだろうか。

「2人の主張は、裁判上は意味をなしません」

 と述べるのは、離婚問題に詳しい、フラクタル法律事務所の田村勇人弁護士である。

「新幹線で公然と手をつなぐ写真があり、ホテルの同じ部屋に入れば、それはもう不貞行為と推認されます。時々、酔っぱらってホテルに入ったから勃たなかったなどと言い訳する人もいますが、それが通らないのと同様、ホテルの同じ部屋に入って扉が閉まった瞬間に、裁判上は不貞行為が成立したと判断されます」

 ワイドショーなどでは、「一線を越えたかどうか」を面白おかしく取り上げ、すっかり2人は嘲笑の対象だ。議員の威厳など1ミリもない。

 ***

(2)へつづく

週刊新潮 2017年8月10日号掲載

特集「報道前日『離婚届に判を押せ!』 家庭を壊された妻が涙の抗議文 『今井絵理子』と『不倫市議』は人として『一線を越えた!』」より

前へ 1 2 3 4 次へ

[4/4ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。