今井絵理子に「世間に通用しない」と橋本氏妻 “略奪不倫”当事者たちへの取材

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橋本議員の妻は

 政治家というのは、国民感覚を鋭敏に察しなければならない職業である。しかし、一般の国民で今井議員のこの説明を信じる人は、誰ひとりいないはずだ。

 そんな今井議員が否定する手つなぎ写真を見て、

「これは決定的ですね」

 と言うのは、他ならぬ橋本氏の妻である。

「今井さんは、この写真は間違いです、と言うんでしょうか。本人がいくら否定しても、こんな証拠があったら世間に通用しないと思うんですけど」

 そして、こう続けるのだ。

「私、昔のアイドル時代の姿しか知りませんけど、今井さんはもちろん彼が妻子持ちだってことは知ってるんですよね。国会議員なら、こういうのが出たら、自分だけじゃなくて、私や子どもにも影響が出ることはわかっていますよね。そういうこと考えていないんでしょうか。百歩譲って私たちが離婚に近づいているにしても、今の段階ではダメですよね。私は今井さんのお子さんも心配。お母さんは家にいなくて、不倫をしていると知ったら。育児のこと、家族のことを語って、それなのに……」

 2人のどちらの言い分に説得力があるかは、自ずと明らかであろう。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏も言う。

「今井さんは、シングルマザーであり、障害児を抱えて必死で頑張っているというイメージの中で政治家になった人ですから、これが事実なら、有権者に対する裏切り行為。何らかの形で責任を取る必要があります。最低限、有権者に対してきちんとした説明をする責任はありますし、そして、票目当てで彼女を公認した自民党にも、それはもちろん降りかかってきますよ」

 先の橋本氏の妻に戻れば、子どもたちのことを考え、現状、離婚する決意はしていないという。さすれば、橋本氏のみならず、今井議員にも修羅場は待っていて──。

 今井議員は一つの家庭を崩壊の瀬戸際に追い込んだ。それだけでも、国会議員たる資格はないと言えよう。

週刊新潮 2017年8月3日号掲載

特集「仕事より男に溺れる『安倍チルドレン』 元SPEED『今井絵理子』参議院議員の略奪不倫」より

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