韓国の反日、“ヘル朝鮮”の矛先そらしに 軍艦島舞台の「徴用工」映画も公開
「ヘル朝鮮」
かの国が、あらゆる手段を講じて反日の狼煙を上げたのには事情がある。
韓国出身で現地事情に詳しい拓殖大学の呉善花(オソンファ)教授がその理由を明かす。
「いま、韓国経済はひどい状況で、これまで財界を牽引してきたサムスンや現代グループの売上は、最盛期の3分の1程度まで落ち込んでいます。就職難も相当深刻で、15歳から29歳の失業率は10・5%、大卒で職に就けない者は全国で50万人以上いるのです」
そんな若者たちは「七放世代」と呼ばれる。「七放」とは、恋愛、結婚、出産、就職、マイホーム、友人関係、夢を指し、その全てを諦めざるをえないと言う。
「若者たちは祖国のことを『ヘル朝鮮』、つまりは“地獄のような韓国社会”と揶揄しています。文大統領は財閥改革や、公的部門で81万人の雇用を創出して、非正規雇用をゼロにしたいと選挙で訴えました。その結果、若者たちの支持を集めて当選しましたが、政策を進めるにあたっての具体的な財源などは示せていません」(同)
溜った不満の矛先を、お得意の反日に向けようという魂胆が透けて見えるのだ。
けれど、当の文大統領の本音はといえば、日本から投資など経済協力を取りつけたいのである。
「彼は就任後、『ツートラック外交』と銘打って歴史問題と北朝鮮や経済問題について線を引き、日本と話し合う方針を示しました。いわば国家間の約束を履行せず経済協力を求める腹積もりですが、そんな虫のいい話は通用しません」(同)
世間ではこれを称して「二枚舌」と言う。
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