地銀統合に公取からの“待った” 金融庁「森長官」の怒り

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 黒田東彦・日本銀行総裁の後任に名が挙がるほど、官邸から絶大な信任を得ている金融庁の森信親長官(60)。事務方トップとして異例の3年目に突入し、泣く子も黙る存在感を見せつけている。だが、地方銀行の経営統合を巡り、古巣の大先輩との“対立”で、すこぶる機嫌が悪いのだという。

 福岡市内に本社を置く「ふくおかフィナンシャルグループ」(FFG)と、長崎県内最大の地銀である十八銀行の経営統合が“再延期”と報じられたのは、7月21日のことだった。全国紙の経済部デスクの解説では、
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