まつエクしてる場合か「稲田朋美」 辞任となった“日報問題”の経緯
“けしからん”
なぜか。
NHKが3月15日、統合幕僚監部だけでなく、陸上自衛隊でも日報のデータが見つかっていたのに、その事実を明らかにしていなかったとスクープしたのである。
防衛省担当の記者が続ける。
「それをきっかけに、組織ぐるみの隠蔽があったのではないかとの批判を浴び、稲田大臣は急遽、重大な不正や違反を調査する特別防衛監察を命じました。そして、7月21日にも監察結果が公表されるはずだった。ところが、その直前、稲田大臣自らが隠蔽を了承していたという報道合戦が始まったのです」
なかでも、フジテレビは、入手したメモなどに基づき、陸自ナンバー2の湯浅悟郎陸幕副長から2月13日、「データはあったかというと、あった」と告げられると、稲田前防衛相は、「けしからん。明日何て答えよう」と返事をしたなどと報じている。さらに、2日後の15日、黒江哲郎事務次官、岡部俊哉陸幕長らと会合を開き、稲田前防衛相は「いつまで、この件を黙っておくのか……」と不安を覗かせながら、非公表を決定したのだという。
そのうえで、稲田前防衛相は、NHKがスクープした翌3月16日の衆院安全保障委員会で民進党の今井雅人代議士による「こういう(NHKが報じた)事実は報告されなかったんですか?」との質問に、「報告されなかったところでございます」と答弁している。
嘘つき大臣のレッテルを貼られても仕方がないのだ。
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