「五輪」商業主義のツケ 滑稽な開催地“無風”選考

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 五輪の価値もここまで落ちたか──。7月11日に行われたIOC臨時総会。そこでは、この9月の定期総会で決める予定の2024年大会の開催地だけでなく、同時に次の28年大会の開催地まで決めてしまうことが全会一致で承認された。

「つまりは、切羽詰まった。残った候補地がパリとロスの2カ所だけ。次の28年は候補地があるかどうかも危うい。現実主義者のバッハIOC会長は、本来のルールを無視して2都市を囲い込んだのです」

 IOCの窮状をそう分析するのは、スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏。...

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