法人税減免「JAL」が役員報酬2.5億円増の鉄面皮
今や、“V字回復”は日本航空(JAL)の代名詞になりつつある。一度、破綻した“赤い鶴”は5年前に再上場を果たし、業績も順調に推移しているからだ。舵取りを担うのは初のパイロット出身社長で、就任5年の植木義晴氏(64)。だが、株主総会で提案した“ある議案”が波紋を呼んでいるのだという。
JALの2017年3月期決算を見ると、売上高は1兆2889億円で、本業の儲けを表す営業利益は1703億円だった。全国紙の経済部デスクによれば、
「対前年比で売上高はマイナス3・6%、営業利益はマイナス18・6%の減収減益ですが、7年前に経営破綻したことを考えれば及第点。...